CSVファイルに記載された規則に従ってファイルをコピーする

2024/4/13 T. Hirano

1. はじめに

電子帳簿保存法(国税庁)の改正で2024年1月1日以降からの電子取引データ保存が必要になりました。組織によってはファイル名が指定されている場合があり、分担して仕事していた際につけたファイル名と異なる場合はファイル名変換するのが大変です。そこで、なるべく手間のかからないファイル名変換方法について紹介します。

2. 変換用バッチファイル(サンプル付き)

ren_csvlis.zip

ダウンロードしてzipファイルを展開すると

が入っています。この例を真似てカスタマイズすれば完了です(それが難しい人はExcel、CSVファイル、コマンドプロンプト、バッチファイルについて勉強してください)。

3. 複数のファイル名変換の手法

  1. 変換前のファイル名、変換後のファイル名をExcelで生成する。
  2. Excelで1列目に変換前のファイル名、2列目に変換後のファイル名を記載したシートを作成する。複数のファイル名変換を行う場合は、複数の行に記載する。このシートをCSVファイルに保存する。
  3. MS-DOSのバッチファイルを用いて、CSVファイルに記載された規則に従ってファイルコピー(ファイル名変換として用いる)を行う。

4. 使い方

  1. Excelファイルで次の作業をしてファイル名変換規則を書いたCSVファイルを生成する。
    (a) H,I列のファイル名変換規則を書いて、変換規則を生成する。
    (b) H,I列の7行目より下をコピーして新しいシートに「値として貼り付け」し、CSVファイルで保存する。
  2. バッチファイルでファイル名変換(コピー)する。
    前の作業で作成したCSVファイル(input.csvとする)を変換用のバッチファイルでコマンドプロンプト(ターミナル、Power Shell)で"ren_csvlis.bat input.csv"と入力して実行する。

5. その他説明

6. おわりに

以上、業務効率化にお役立てください。


Back