自己紹介

氏名 平野 拓一 (ひらの たくいち)
生年月日 1976年(昭和51年)
性別
居住地域 東京都世田谷区
略歴

1976年(昭和51年) 東京に生まれる
幼稚園入園まで兵庫県宝塚市仁川にがわで暮らす
東京都板橋区のすみれ幼稚園入園
1988年(昭和63年) 東京都板橋区立成増小学校卒業
1991年(平成3年) 愛知県名古屋市立千種中学校卒業
1994年(平成6年) 愛知県立名古屋西高等学校卒業
1998年(平成10年) 名古屋工業大学 工学部 電気情報工学科情報通信コース卒業 (稲垣研究室
2000年(平成12年) 東京工業大学 大学院理工学研究科 電気電子工学専攻 博士前期課程(修士課程)修了 (安藤・広川研究室
2000年(平成12年) 東京工業大学 大学院理工学研究科 電気電子工学専攻 博士課程入学 (安藤・広川研究室
2002年(平成14年)1月31日 東京工業大学 大学院理工学研究科 博士後期課程(博士課程)2年単位取得退学
東京工業大学 大学院理工学研究科 国際開発工学専攻 助手(2002年2月1日〜2007年3月31日)
2007年(平成19年)4月1日 東京工業大学 大学院理工学研究科 国際開発工学専攻 助教
2008年(平成20年)1月31日 「博士(工学)」学位取得(東京工業大学 大学院理工学研究科 電気電子工学専攻)
2016年(平成28年)4月1日 東京工業大学 環境・社会理工学院 融合理工学系 地球環境共創コース・助教
2018年(平成30年)4月1日 東京都市大学 知識工学部 情報通信工学科・准教授
2019年(平成31年=令和元年)4月1日 東京都市大学 工学部 電気電子通信工学科・准教授
2020年(令和2年)4月1日 東京都市大学 理工学部 電気電子通信工学科・准教授(研究室ホームページ

職歴・活動

2000年度-2001年度 航空保安大学校(国土交通省)航空電子科 非常勤講師(電気回路学)
2005年5月-2014年4月 電気学会 電磁界理論技術委員会 第1号委員
2006年6月-2012年5月 電子情報通信学会 マイクロ波研究会(MW) 研究専門委員
2007年1月 IEEE東京支部常設委員会, Chapter Promotion Committee, Secretary
2007年-2009年 南山大学非常勤講師「情報通信学特別講義」(分担)
2009年6月-2018年5月 電子情報通信学会 電磁界理論研究会(EMT) 研究専門委員
2009年6月-2011年5月 電子情報通信学会 マイクロ波シミュレータ研究会(MST) 研究専門委員
2009年6月-2011年12月 電子情報通信学会 アンテナ・伝播研究会研究会(AP) 出版委員
2009年-現在 IEEE(アメリカ電気系学会)査読委員
2011年度-2012年度 電子情報通信学会 エレクトロニクスシミュレーション研究会(EST) 幹事補佐
2012年度 マイクロウェーブ展(MWE)展示委員、大学展示委員
2013年 URSI EMTS国際会議@広島 現地委員(広報・ホームページ担当)
2013年度 マイクロウェーブ展(MWE)展示委員、プログラム委員、大学展示委員
2013年7月-現在 文部科学省科学技術・学術政策研究所 科学技術動向センター 専門調査員
2014年度-2015年度 電子情報通信学会 エレクトロニクスシミュレーション研究会(EST) 幹事
2014年度 マイクロウェーブ展(MWE)展示委員
2015年度 マイクロウェーブ展(MWE)展示委員、プログラム委員
2015年6月-2019年5月 電子情報通信学会 通信ソサイエティ和文マガジン編集委員
2015年6月-2019年5月 電子情報通信学会 アンテナ・伝播研究会研究会(AP) 論文委員
2015年6月-2017年5月 電子情報通信学会 会誌編集委員
2015年7月31日-2018年5月31日 電気学会 高信頼・高セキュア無線通信ネットワーク技術調査専門委員会・委員
2016年度-2022年度 電子情報通信学会 エレクトロニクスシミュレーション研究会(EST) 専門委員
2016年度 マイクロウェーブ展(MWE)展示委員、プログラム委員
2016年3月22日-24日 エレクトロニクス実装学会第30回講演大会総務副委員長
2016年7月発行 電子情報通信学会英文論文誌C「エレクトロニクス分野におけるシミュレーション技術とその応用の進展」小特集 “Special Section on Recent Advances in Simulation Techniques and Their Applications for Electronics” 編集幹事
2016年6月-2018年5月 電子情報通信学会 マイクロ波研究会(MW) 幹事
2017年 国際会議2017 Thailand-Japan Microwave (TJMW2017), 2017 Vietnam-Japan Microwave (VJMW2017) Secretary
2017年 2017 IEEE Conference on Antenna Measurements & Applications (2017 IEEE CAMA)国際会議@つくば Registration/Hospitality
2017年度 マイクロウェーブ展(MWE)展示委員、プログラム委員
2017年度-2019年度 電気学会「拡大する電磁波利用を支える先進的技術調査専門委員会」・委員
2018年度-2019年度 電気学会「産業活用サイバーフィジカルコミュニケーション技術調査専門委員会」・委員
2018年度 マイクロウェーブ展(MWE)プログラム委員会・副委員長
2018年 APMC 2018 SDC Chair、プログラム委員会 査読グループリーダー
2018年度-2019年度 電子情報通信学会 無線端末・アンテナシステム測定技術研究会(AMT研) 実行委員
2018年度-2019年度 電子情報通信学会 エレクトロニクスソサイエティ 編集出版会議 編集出版幹事
2019年度 マイクロウェーブ展(MWE)プログラム委員会副委員長
2019年度-?年度 電子情報通信学会 マイクロ波研究会(MW) 研究専門委員
2020年6月1日-2023年5月31日 電気学会「5G/Beyond 5G時代の電磁波の革新的高度応用技術調査専門委員会」・委員長
2020年度 電気学会C部門電子デバイス技術委員会・幹事補佐
2020年度 マイクロウェーブ展(MWE)プログラム委員会・副委員長
2020年度-2021年度 電子情報通信学会 エレクトロニクスソサイエティ 編集出版会議 庶務・財務幹事
2021年1月発行 電子情報通信学会和文論文誌C「マイクロ波ミリ波論文特集」小特集 編集幹事
2021年1月-2023年1月(予定) IEEE MTT-S Japan Chapter Treasurer
2021年度 マイクロウェーブ展(MWE) プログラム委員会・委員長
2021年4月-2022年3月 電子情報通信学会代議員
2021年度-2022年度 電気学会C部門電子デバイス技術委員会・幹事・2号委員
2022年度-2023年度 電子情報通信学会 無線端末・アンテナシステム測定技術研究会(AMT研) 幹事
2022年6月-2024年5月 電子情報通信学会 通信ソサイエティ和文マガジン編集副委員長
2022年6月-2024年5月 電子情報通信学会 アンテナ・伝播研究会研究会(AP) 論文委員会
2022年 APMC 2022 プログラム委員会 査読グループリーダー、展示委員会 副委員長、連携協力委員会

電子情報通信学会論文誌査読委員(2003年4月-), 電気学会論文誌査読委員(2015年6月-), IEEE Transactions on Antennas and Propagation, IEEE Transactions on Microwave Theory and Techniques査読委員, 国際会議ISAP, APMC, EuCAP査読委員 (その他、IET, RadioScience, JJAP, Wiley, Elsevier, MDPI, PIER, ACESなども査読)
電子情報通信学会(IEICE)会員(シニア会員)、電気学会(IEEJ)会員(正員)、IEEE会員(Senior Member)、日本計算工学会(JSCES)(正員)

授賞等
趣味 散策(史跡巡り)
都市研究
歴史
仕事の効率化
影響を受けた作品

本「人間の土地」(サン=テグジュペリ著)

「星の王子さま」の著者として有名なサン=テグジュペリはパイロットでもあり、その頃の体験を記した自伝・体験談になっています。郵便飛行がビジネスとして始まったころ、ヨーロッパと南アメリカを結ぶルートを郵便物を載せて飛んでいたそうです。その頃のアフリカの状況やアンデス山脈を越えて飛ぶ危険な飛行について、自身と仲間の体験が記されています。ここから、著者が「神」というものをどうとらえているかなどが見えてきます。リビア砂漠に不時着して、何日も砂漠を歩いて運良く通りかかってくれ、水を与えて救ってくれた人を(宗教などと関係なく)「勇者」と考える感謝の気持ちなど印象的です。また、砂漠に不時着してのどの渇きを覚えたときに持っていたことに気づいた1つのオレンジに対する喜びも印象的です。開拓者や異文化との接し方などの考え方が見えて力強く生きるために大変参考になります。開拓者がいかに苦労するかも、冬のアンデス山脈に不時着して、運良く帰還した友人の話などからも見ることができます。郵便飛行機の実用化時代に大西洋を飛んだマクロな視点から、ミクロに観察する視点など、大冒険を経験して得られた考え方が書かれていて、サン=テグジュペリの思想や考え方を知るための書物としてだけでなく、歴史書としても面白いです。この経験が「星の王子さま」、「夜間飛行」、「南方郵便機」などの作品につながっているのがよくわかります。

別の紹介記事

本「史上最大の作戦」(コーネリアス・ライアン著)

第二次世界大戦のノルマンディー上陸作戦の情報を収集したドキュメントで、いかにナチスを倒すのが困難であったか、軍事的にも戦略的にも徹底的に考え抜いて勝利に向けて進めていく様子が描かれています。限られた軍事力・資源をうまく配分し、情報を管理し、大きな目標・勝利へと進める戦略の中で、一人一人の兵士・民間人の様子が描かれています。これからの人生を生きる上で、困難に突き当たったときにいかに全体を俯瞰して進めていくべきかヒントをもらえる内容です。映画版もいいけど、この本のダイジェストという感じの内容です。

ドラマ「バンド・オブ・ブラザース」

ドラマとは言っても、第2次世界大戦のヨーロッパ戦線、ノルマンディー上陸作戦のパラシュート部隊で活躍した第101空挺師団E中隊を描いたドキュメンタリーになります。各話の最初に実際に戦った兵士のインタビューがあります。上官の命令は絶対的である軍隊においても、全体の目的達成が危ういときにどのように対処したのかということも描かれています。現代の組織構造にも適用できる内容で、組織の上層部が無能な場合、どのように対処すべきかということに役立つ内容です。目的が大切で、組織がこうだから仕方ないと諦めてはいけないということを学べます。1部隊に着目して大戦の開始から終戦まで描いているけど、他のいろいろなドキュメンタリーもみているとパットン将軍の戦車部隊がマルセイユから追撃してきたな、レッドボール作戦の部隊が頑張っているな、などと話がつながってきます。特に、極寒のアルデンヌの森でドイツ軍に包囲され、物資不足の中で戦ったバルジの戦い(バストーニュの戦い)を見ていると、現代の普通の生活の中の寒さや日常の悩みなど大したことないと思え、普通の生活ができるだけで幸せに思えます。

ミュージカル映画「サウンド・オブ・ミュージック」

第二次世界大戦中、ナチスドイツに併合されるオーストリアでの話です。音楽・映像(肉眼で見るようなアルプスの山々の映像の迫力はすごいです)が素晴らしいのはもちろんですが、トラップ大佐は大衆と一緒には群れず、真実を見る眼を見失わなかった尊敬する人物です。当時のオーストリアでは皆、ナチスドイツによる併合を歓迎し、「これも時代の流れだ」と言ったり、身を守るために賛成するふりをしている国民がほとんどなのにも関わらず、自分の意見をしっかり持ち、無矛盾な行動ができるトラップ大佐を尊敬します。これを見て生きる意味について考えさせられました。世界の平和・安定した社会実現のために個の確立・無矛盾な行動原理と主義主張がいかに大切かがわかりました。大衆というのは群れたがり、日和見主義に徹することで自分を目立たないようにして身を守りたがるのがよくわかります。今までの自分は自分の意思で動いておらず、機械・ロボットのように周りの影響で動くだけだったと気づいて目から鱗が落ちて感動した作品でした。

本「武士道」(新渡戸稲造著)

私は自分の行動原理にはしっかりした理由が欲しいので、宗教に頼らずに論理だけで無矛盾な行動ができないものかと考察を進めています(他人が宗教を信仰することは全くの自由ですが)。「他人を殺してはいけないことの理由」はルソーの社会契約論から説明できるし、道徳を守らなければならない(他人が嫌がることしない)理由もこの理論の応用で説明できると思います。しかし、ただ1つだけ「自殺をしてはいけなことの理由」が見つかりませんでした(道徳を守ると考えるのも生きているからで、死んだらそれを考える必要がないからです)。これは哲学者のニーチェもいろいろ悩み、ルサンチマン→ニヒリズム→永劫回帰→超人などの思想で解決しようと考察していますが、後から取って付けたような説明で(はるか未来、また同じ状態が戻ってくるのだから[永劫回帰=輪廻、ニュートンの運動の法則+エネルギー保存則]、生に対して肯定的でないと永久に惨めな人生となる・・と)、死後の世界が無いならば「死んだほうが楽かもしれない」ということは否定できません。しかし、私もニーチェのように生を強く肯定したいのです。この問題は私は今でも重要課題だと思っており、考察中です。

それから私が目指したい「平和で安定した世界を実現する」(その逆は「自然状態=万人の万人による闘争」、世界大戦状態)ということは、なぜ私が目指しているのでしょうか。これは私にとっては理由が無く、大きな疑問です(小さな意味では自分が生きたいというのが1つの理由ですが。では今度は私が生きたいと思う理由は・・?)。新渡戸稲造先生がこの本を書いたのは今からちょうど100年程前の1900年(日本が鎖国を解いて開国し、少し経った文明開化の時代)でした。当時、新渡戸稲造先生自身もあまり宗教に対する信仰心が無かったようで、まわりの日本人もこれといった信仰心が無かったようです(今から見ると、そうは思えないですが)。そして外国人に「宗教無くして、いったいどのように道徳教育をすることができるのか」と言われて驚いたそうです。卑怯な行為を憎むというような感情はどのように芽生えたのか、それは小さい頃から無意識に教育されていた武士道の精神だったということです。私も卑怯な行為を憎みますが、実はそのように無意識に植えつけられた教育だったのかと納得しました。私が「世界平和と安定した社会」を目指すことや、「生を肯定すること」の理由はなぜかと聞かれた場合、それ以上説明することができないのですが、この本を読んで武士道精神の教育(この場合、「武士道」という名前はどうでもいい)があったからなのかと思いました。でもやはり論理で解決したいので「自殺してはいけないことの理由」を進めています(今のところ、とりあえずは皆が「生きているのは楽しい」と思える社会を作るしかないかと思います)。

この本を読んで、北大のポプラ並木入り口の新渡戸稲造先生の銅像を見に行きました。

国木田独歩の作品

特に「武蔵野」はいつも散歩している東京近辺の風景を非常に上手く描写していていいと思います。今では当時の風景とは大きく変わってしまったけど、東京の一部に残った空間からこの作品の風景を想像することができます。この本を呼んで武蔵境にある独歩の森に行きました。もブナなどの葉の良い香りがしていました。また、この林も裏に続いている玉川上水の上流側を歩くと江戸時代のような美しい武蔵野の林の風景が残っています。また、他の作品でも明治期の街の広がりの範囲と当時の人々の思想などを垣間見ることができて興味深いです。

「遠野物語」(柳田国男)

岩手県遠野の民間伝承を集めた内容だけど、断片的な言い伝えを集めるだけで話につながりが出てくるのが非常に興味深いです。ざしきわらし、河童、天狗、山姥、山男、山神、狐などなどが登場します。無機的な大都会に住んでいると非常に魅力を感じる風景が描写されています。私もこれを読んで遠野に行きました。遠野の街を一望できるダンノハナ石塔コンセイサマオシラサマ山口の水車などなど心洗われる美しい日本の風景が残っています。ちなみに、花巻からここに向かうJR釜石線は宮沢賢治の小説「銀河鉄道の夜」の舞台になっていて、その風景も楽しめます。

古典文学

例えフィクションであっても、当時の情景を垣間見ることができるのが古典文学を読んでいて楽しいところです。こうやって列挙すると歴史と社会の変遷を紐解く手掛かりとなります。
「伊勢物語」・・・在原業平の和歌を多く引用して描いた物語です。主人公は在原業平を想定した色男としていて、話の内容は現実離れしていて面白くはありません。在原業平の和歌を紹介するための物語と考えられます。しかし在原業平はやはり和歌が上手く、「世の中に 絶えて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし」(世の中に桜がなかったら、春に浮き浮きして桜のことばかり考える必要がないから落ちつて過ごすことができるのに)や「あかなくに まだきも月の 隠るるか 山の端逃げて 入れずもあらなむ」(まだ月を見ていたいのにもう月が山に沈んでしまいそうだ。山が逃げてくれて月をい入れさせなければいいいのに)など、歌のテンポも良く情景や心情を非常に上手く伝えていると思います。
「土佐日記」・・・紀貫之の日記で、土佐から京都への舟での航程を記録した内容です。嵐や瀬戸内海の海賊がいかに脅威であり、これだけの旅でも命がけであったかがわかる内容です。夜に舟から美しい月を見て在原業平の和歌「あかなくに まだきも月の 隠るるか 山の端逃げて 入れずもあらなむ」が引用されています。
「源氏物語」・・・紫式部のフィクションで、話の内容は面白くないけど、貴族の浪費生活の様子が描かれていて当時の暮らしを垣間見ることができます。
「枕草子」・・・ 清少納言の日記で、冒頭の「春はあけぼの・・・」の四季の文は非常に美しいけれど、他のものは作者が主観的に感じた日常の記録になっています(作者もそれが世に出版することにはるとは思わなかったからしいけど)。冒頭の文以外のほとんどにおいて、私は作者とは違う感性を持っているけど、当時の記録としては価値ある資料だと思います。贅沢三昧した暮らしで庶民は苦しい生活、これが後日の平家物語の話へとつながるのではないかと思います。
「竹取物語」・・・ 作者不詳のフィクションで、子供向けにアレンジされた単純でロマンチックな物語ではありません。間接的に当時の現実世界の貴族の腐敗を批判しているのがわかり、世相を伝えるよい記録と思います。
「平家物語」・・・軍記物語で、フィクションというよりはなるべく歴史を伝えようとして後世に書かれた作品です。貴族の腐敗・没落とともに、貴族の防衛に雇われていた武士が反乱を起こして立場逆転するという必然的な歴史の流れが描かれていて興味深いです。冒頭の「祇園精舎の鐘の声・・・」は諸行無常感を非常によく伝えています。これを読んで壇ノ浦に行きました。
「方丈記」・・・鴨長明の日記で、元々暮らしはあまり悪くはなかったけど戦乱の時代に入り、飢饉、大地震、火山の噴火などの天災も重なり、末世思想が蔓延していた時代であることがよくわかる作品です。冒頭の「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず・・・」などは平家物語の冒頭と同じ諸行無常の響きを感じるものであり、実際に同時代に書かれたものです。
「徒然草」・・・吉田兼好の随筆で、日記や聞いた話などを記録したものです。京都の話が多いけど、関東の宿河原の話も出てきます。これを読んで京都嵐山の天龍寺亀山殿、神奈川県の宿河原に行きました。
「おくのほそ道」・・・松尾芭蕉と弟子の河合曾良が江戸の深川を出発して松島→平泉→日本海→大垣(岐阜)と旅して俳句を詠みながら書いた紀行です。江戸時代だけど、平泉から日本海へと山道を抜けるのがいかに大変であるかがわかります。これを読んで平泉松島鳴子温泉立石寺(山寺)新庄芭蕉乗船の地芭蕉ライン舟下り最上川)、酒田芭蕉坂)に行きました。

訪れた国 今まで訪れた国のリスト
専門
  • 電磁界理論、電磁界解析
  • アンテナ工学
  • 情報通信工学
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