オペアンプについて

オペアンプとは Operational Amplifier の略で、 日本語訳すると演算増幅器です。
OP アンプの回路記号

図1: OP アンプの回路記号

主に、電気信号の増幅に使われるデバイスですが、この名前が示す通り 開発された当時はアナログ信号のままで演算処理をする アナログコンピュータを作るのが目的だったのです。 微分回路、積分回路などがありますが、それらを組み合わせて微分方程式や 積分方程式を解くために作られたものだったのです。 しかし、これは現在のディジタルコンピュータができる以前の話で、 ディジタル技術が発展してきてからは完全にディジタルコンピュータが 主役になってしまったのです。 ディジタルコンピュータはソフトウェアを変えることで色々な処理が 可能だけど、アナログコンピュータは問題を変える毎に回路自体も変えないと ならなくて、柔軟性に欠けるからこれは当然の結果です。

OP アンプは理想的には無限大の増幅率を持つ増幅器です。 しかし、無限大の増幅率を持つのではコンパレータ(比較器)などの かなり特殊な用途にしか使えないので、音楽信号などの増幅器として 使うときにはネガティブ・フィードバック(負帰還)をかけて所望の増幅率を もつ増幅器として使います。抵抗・コンデンサと組み合わせてフィルターとして使うこともできます。 また、発信器として使うときにはポジティブ・フィードバック(正帰還)をかけます。 OP アンプを利用すると信号を処理したり、いろいろな機器をコントロールしたり できます。たった1つの(理想的には)利得無限大の増幅率をもつ増幅器の 使い方を変えるだけで、こんなにもいろいろなことができるのです。 私はこの「増幅率無限大の OP アンプ」はアカデミックで好きです。 このように、OP アンプはいろいろな帰還のかけかたによって様々な用途に使う ことができる汎用のデバイスです。

OP アンプの使い方とかは電子回路の教科書を見たり、 私の友達のホームページ の電子回路講座を見てください。私の電子回路技術も彼から伝授されました。

私がよく使う汎用オペアンプ

型名 メーカー名 コメント
4558 Raytheon スタンダードな単電源汎用 OP アンプ、デュアル OP アンプ
4559 Raytheon 4558 の広帯域版
5532 Philips ピン配置などは 4558 と同じ。スルーレートが高く高性能だが、 なんだか少し癖があるような気がするチップである。

実際の型名は RC4558, NJM4558, NE5532 となっていたりするが、数字の前の文字は 主に製造した会社の名前を示すだけで、ピン配置は同じなのでそれらはあまり 気にする必要はありません。 店で買うときはシリーズ名の 4558, 5532 などがわかっていれば十分です。 秋葉原だったら秋月電子通商に行けばこれらの IC は確実に手に入ります。 また、これらのチップのピン配置などの使い方はCQ 出版社が毎年出している 「モノリシック OP アンプ規格表」で調べることができます。 また、 http://www.altavista.com などでは型名からスペックを調べることもできます。


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